クーラーボックスはキャンプをする上で非常に重要なギアですが、使い方によって保冷力が変わってしまうのは有名な話ですよね。
その使い方の中でも特に保冷力に与える影響が大きいのが、クーラーボックススタンドを使うかどうか。特に夏の暑い時期は地面が太陽の熱を吸収しまくっているので、地面にクーラーボックスをそのまま置くと地熱でクーラーボックス内の温度が上がってしまうんです。
ただ、クーラーボックスを置くだけのために数千円するアウトドアメーカーの専用スタンドを買うのって、ちょっと躊躇してしまいますよね。
ということで、この記事ではクーラーボックススタンドの代用になるアイテムをいくつか紹介したいと思います。
目次
クーラーボックススタンドの代用品に必要な条件
さて、早速代用になるアイテムを紹介してきたいところですが、そもそもクーラーボックススタンドは何のために使うのでしょうか?
クーラーボックススタンドを使う目的としては
- 地面から話して地熱の影響を抑える
- クーラーボックスの高さを上げて立ったままでも中身を取り出しやすくする
- クーラーボックスの底が泥などで汚れるのを防ぐ
の3つがあると思うので、できるだけこの役割を果たせる代用品を考えていきます。
尚、スタンドの耐荷重はクーラーボックスのサイズと中身によって変わってきますが、例えばコールマンのスチールベルトクーラー54QT(51リットル)に満タンの飲みものを入れるとすると
本体重量:7.5kg+中身:24kg(2Lペットボトル×12本)= 31.5kg
になります。
ただ、実際にここまで重くなることはないと思うので、耐荷重はざっくり15~25kg以上あるのが好ましいと考えられます。
クーラーボックススタンドの代用に使えるアイテム
100円均一のアウトドアチェア
まず1つ目のアイデアは、100円均一などで売っている小さいアウトドア用の椅子です。
値段が安くて、地面からの距離も離すことができて、人間が使う椅子なので耐荷重も十分あるという優秀さです。
ただし、実物を見たことがある人はわかると思うのですが、ほんとに結構小さいので、安定感に欠けてしまうのがデメリット。
このチェアを使う場合は、クーラーボックスの開け閉めをする際に勢いで倒してしまわないように注意して使うようにしましょう。
また、写真のように2つ並べて使うことで安定感が増します。
ホームセンターで売っているラック
ホームセンターには様々な種類のラック(棚)がリーズナブルな値段で売っているので、これを使うのはかなり現実的なアイデアになります。
購入時のポイントとしては、耐荷重に加えて、できれば自分が持っているクーラーボックスより大きいサイズのラックを選ぶことです。
種類にもよりますが、クーラーボックスの底面は平らではなくこのように脚が付いていたりデコボコしているものが多数あります。そのため、クーラーボックスよりも台が小さいと、このデコボコにはまってクーラーボックスが傾いてしまう恐れがあるのです。
もしそれでも小さめサイズのラックが良い場合は、予め自分が持っているクーラーボックスの底面の形状を確かめて、置いても問題ない(デコボコや脚よりも内側で収まる)サイズを選びましょう。
それでもやっぱりクーラーボックスより大きいサイズの方が安定すると思いますが。
発泡スチロールの箱
次は発泡スチロールの箱の上にクーラーボックスを置くというアイデアです。
発泡スチロール自体に保温性があるので、その上にクーラーボックスを置くことで地熱の影響はかなり軽減してくれると思います。
一方でデメリットとしては、発泡スチロールは強度が低いので、重たい中身がを入れたクーラーボックスを置いたらスタンド自体が壊れてしまう可能性があること。
蓋や底面に置くと高い確率で発泡スチロールの方が壊れてしまうので、クーラーボックスと同じサイズのものを探しましょう。横面だけではなく、縦面でも支えることで、スタンド側が壊れてしまう可能性をできる限り下げることができます。
もし万が一発泡スチロールが壊れてしまった場合は壊れた部分を重ねてクーラーボックスの下にひけば、地面からの汚れからが防げるのは勿論、地熱による影響もある程度は緩和することができます。
テントマット
テントマットも完ぺきではないものの、既にあるアイテムでクーラーボックススタンドの代用品として使うことができます。
寒い時に地面に体温を奪われるのを防ぐ役割も担っているテントマットには断熱機能が備わっているので、その上にクーラーボックスを置くことで地熱の影響を軽減することができます。
チェアやラックのように高さを出すことはできませんが、クーラーボックスの保温性を高める目的であればきっと役に立つでしょう。
ベンチ+ボードの組み合わせ
この方法はそこそこ高いアイテムを使うためあまり節約にはなりませんが、既に持っているものがあればかなり安定したクーラーボックススタンドを作ることができます。
キャプテンスタッグのフォールディングベンチの上に、同じくキャプテンスタッグのフリーボードを置けば、安定した台ができます。
この上であればコールマンのスチールベルトクーラー54QT(51リットル)クラスの大きさのクーラーボックスでも安定して置くことが可能。また、クーラーボックスを置いてもスペースが余るので、ついでにウォータージャグなんかも置くことができます。
ただし、キャプテンスタッグでベンチとフリーボードを揃えると4,000~5,000円くらいするので、一から揃えるのであればクーラーボックススタンドを購入した方が安い可能性も・・・(笑)
さいごに
クーラーボックススタンドを代用するアイデアをいくつかご紹介してきましたが、アウトドアメーカーの商品もシンプルな構造なので、アイデア次第でいくらでも代用品を見つけることができると思います。
ここで紹介した以外にも良いアイデアがある場合は、ぜひTwitterなどでぼくにも教えてもらえると嬉しいです!
クーラーボックススタンド以外にも、キャンプに必要な道具を代用するアイデアをまとめた記事があるので、気になる人はこちらもどうぞ。