キャンプ場

秩父にある「橋立川キャンプ場」は東京から電車で行けるソロキャンプの聖地

河原のテントサイト

東京から電車と徒歩で行けて、ソロキャンプに最適なキャンプ場って探しても意外と出てこないもんなんですよね。

ぼくも今年遂にソロキャンプデビューしまして、その際に橋立川キャンプ場に行ったのですが、とても良かったので勝手に「東京から電車で行けるソロキャンプの聖地」とすることにしました!

 

設備がすごく整っているわけではないですが、

  • 電車と徒歩でのアクセスが良い
  • キャンプ場の近くに湧き水がある
  • 川が目の前にあって釣りもできる
  • 利用料金が安い
  • 管理人のおばーちゃんがめちゃくちゃ優しい

などなど、魅力たっぷりのキャンプ場です。

 

この記事では、橋立川キャンプ場の交通情報や買い出しスポット、おすすめのテントサイトなど、実際に行ってみないとわからない情報満載でキャンプ場レポをお届けしたいと思います。

 

橋立川キャンプ場のロケーション

キャンプ場の場所、アクセス、近くのスーパーをご紹介していきます。

 

場所・アクセス

橋立川キャンプ場は 埼玉県秩父市の荒川久那というエリアにあります。

車でももちろんアクセス可能なのですが、公共交通機関で行く場合は秩父鉄道の浦山口駅から徒歩でたったの5分という距離にあり、電車で行くのに適したキャンプ場となっています。

 

橋立川キャンプ場

住所: 埼玉県秩父市荒川久那3937
電話: 0494-24-1367

営業期間: 3月1日より12月中旬まで

 

車でのアクセス

もし車で行く場合は、関越道・花園ICより国道140号線経由で約35kmの場所にあります。

花園ICは秩父・長瀞方面のキャンプ場に行く際にお馴染みのICですね。

 

ただし、車で行く際の注意点なのですが、駐車場からテントサイトまでの間に急斜面の心臓破りの坂があります。大量のキャンプ道具を持っている場合は泣きを見ることになるので、そのあたりも注意してくださいね。

キャンプ場までの急斜面

 

電車・徒歩でのアクセス

浦山口駅

 

電車で行く場合は、秩父鉄道の浦山口駅が最寄りになります。駅からは歩いてたった5分の距離です。

東京都内から行く場合は、西武鉄道秩父線の西武秩父駅に行って、そこから徒歩7分くらいの距離にある秩父鉄道御花畑駅に乗り換え、2駅先の浦山口駅まで移動します。

 

都内の主要駅からの主なルートは下記の通りです。

 

■新宿から

西部新宿駅から西武新宿線 → 所沢から西武池袋線 → 飯能で三峰口行きに乗り換え → 浦山口で下車

 

■池袋から

池袋駅から西武池袋線 →(必要に応じて練馬・飯能・小手指で乗り換え)→ 西武秩父駅で一旦下車し、徒歩で秩父鉄道御花畑駅にて三峰口行きに乗り換え → 浦山口で下車

 

ただし、当然ながら時間帯や運行状況によって最短ルートは変わってくるので、自分が行きたい時間に路線案内アプリなどを使って調べるのをおすすめします!

 

また、西武線には別料金が必要なレッドアロー号という特急列車があり、これを使えば池袋や練馬などのターミナル駅からすいすいーーーっと移動することができます。

レッドアロー号西武線特急のレッドアロー号

 

キャンプ場はこの橋を渡ってすぐ、右手に入り口があります。

キャンプ場直前にある橋

 

近くのスーパー(買い出しスポット)

ベルク

 

浦山口駅で降りしまうと徒歩で行けるスーパーはありません。最も近いローソンでも歩くと20分くらいかかる距離になってしまいます。

ということで、買い出しは電車に乗る前に済ましておくか、西武秩父駅から御花畑駅の乗り換えの際にスーパーに寄るのをおすすめします。

 

事前に買い出しを澄ましている場合は、西武秩父駅にある買い物コーナーでビール・地酒・地ワインなどの飲み物は購入することが可能です。

「祭の湯」の物販コーナーにある酒屋西武秩父駅「祭の湯」の物販コーナーにある酒屋

 

西武秩父駅から御花畑駅の乗り換えの際にスーパーに寄る場合は、御花畑駅を少しだけ通り越したところに「ベルク 東町店」があるので、そこで買い物しましょう。

乗り換え時間に余裕がある場合は、品揃えも値段もスーパーの方が良いので、駅の中よりもベルクで買い物する方が良いです。

ベルクのお酒コーナーベルクの方が安くてお酒以外も揃う

 

ベルク 東町店

住所: 〒368-0042 埼玉県秩父市東町12 秩父市東町12−1
電話: 0494-22-2560

 

橋立川キャンプ場のテントサイト

サイトの種類

橋立川キャンプ場は河原のフリーサイトとバンガローだけの小規模なキャンプ場です。

ログハウスには泊まっていないので詳しいことはレビューできませんが、河原のフリーサイト中心に写真付きでテントサイトを紹介していきます。

 

河原のフリーサイト

河原のテントサイト

河原は全面フリーサイトになっていて、空いている場所に好きにテントを張ることができます。

 

直火OK
前に来た人が作ったかまど

フリーサイトは直火OKになっており、前に来た人が作ったかまどが残っている部分もあります。もちろん焚き火台を使ってもOKなので、バーベキューや焚き火はお好きな方でお楽しみください。

 

地面の質

地面は河原なので全面砂利です。めちゃくちゃ大きい岩はあまりないものの、石の地面なのでテントで寝る場合はクッション性に優れたマットは必須ですね。

また、質としては固めなので、アルミなどのペグは刺さりにくく曲がってしまう可能性もあります。

タープを張るなどでしっかりペグを刺したいのであれば、できれば鍛造ペグを持って行くのがおすすめ。テントだけならうまくペグ打ちして、石の重しで張り綱すれば問題なさそうです。

 

おすすめサイト

どこでも好きな場所が選べる晴れの日であれば、両端のサイトがおすすめです。

 

特に川に向かって一番右のサイトは鉄橋を走る秩父鉄道を眺めることができ、たまに通るSL機関車も見ることができるかも知れません。

鉄道が見えるサイト鉄道が見える右端のサイト

 

反対側の端のサイトは木の下になっており、暑い日にも直射日光を軽減してくれるので涼しく過ごすことができると思います。

左端のサイト木の陰になっている左端のサイト

 

雨の日であれば、中央あたりのかまど付近がおすすめ。

かまどには屋根があり、且つ電気もつけられるので、雨が降ったらここに避難して調理をしたり焚き火をしたりすることができます。

河原のテントサイトかまど前の真ん中らへんのサイト

 

ダムからの放流による増水に注意
ダムのサイレン注意の掲示板

テントサイトが川の目の前にあるのですが、この浦山川の上流にある浦山ダムが水を流すときに川が増水する危険があります。

もし何かあってダムが放流される時はサイレンが鳴るそうなので、もしサイレンの音が聞こえたら避難するようにしましょう。

 

バンガロー

バンガロー

バンガローはこんな感じの建物が10戸以上ありました。

夏の時期は学生の団体が訪れるようで、人が多い日は結構賑わっているそうです。

 

利用料金

テント1張り/泊: 1,000円

タープ1張り/泊: 1,000円

車1台/泊: 500円

バンガロー1棟/泊: 4,000円~13,000円

 

に加え、入場料が200円/人

 

ぼくは徒歩で行って、テント1張りだけだったので、なんとたったの1,200円で1泊することができました!

しかも完ソロ(キャンプ場に1人だけ)だったのに、管理人のおばーちゃんが何度も様子を見に来てくれて、嬉しいけどなんだか申し訳ない気持ちになりました(笑)

 

チェックイン/チェックアウト

一応基本は15:00チェックイン、翌日の11:00チェックアウト。

ただし、特別混雑していなければアーリーチェックインもレイトチェックアウトも無料でOK。不安な人は電話で予約する際に管理人のおばーちゃんに相談してみましょう。

 

橋立川キャンプ場の主要設備

管理棟(受付)

管理棟

管理棟はこんな感じで趣のある小屋です。キャンプ場入り口から急斜面の坂を下った左手にあります。ここでチェックインと支払いを済ませます。

 

管理人のおばーちゃんは常にここにいるわけではないので、予約の電話を入れる際に確認しておくと良いでしょう。

尚、管理人さんがいない場合は勝手にテントを張ってだらだらしておけば、管理人さんがキャンプ場に来たタイミングでテントサイトまで来てくれます。そのタイミングで一緒に管理棟に行って、チェックインと支払いを済ませればOK。

薪を買ったりシャワーに入りたい場合も、このタイミングで申請しましょう。

 

売店・レンタル品

チェックインする管理棟が売店を兼ねています。

大規模なキャンプ場のようにレンタル品や売店が充実しているわけではありませんが、ある程度のものはここで調達することが可能です。

 

売店

ビールやソフトドリンクなどの飲み物、薪、炭などを買うことができます。

薪は1束500円でした。

薪

 

レンタル品

レンタル品は毛布や調理器具を借りることができるそう。

どちらかというとテント泊の人向けではなく、バンガローに泊まる人向けだと思います。

 

水場

水場

水場は管理棟の前にあるこちらのみになります。

蛇口の数は多いので、ハイシーズンでも並ぶほどのことはあまり無さそう。

 

かまど

かまど&食事スペース

かまどスポットはキャンプ場内に3か所ほどあります。

ここはどちらかというとバンガロー泊の人がバーベキューをするためにある感じですね。

 

テント泊のキャンパーは直火OKの河原で勝手にかまどを作って焚き火なりバーベキューなりすることができます。

前に来た人が作ったかまど

 

シャワー

シャワーは300円で借りることができます。

通常は鍵がかかっているので、利用したい場合は管理人のおばーちゃんに申告してお金を払いましょう。

 

トイレ

トイレ

トイレは和式の水洗トイレです。

建物自体は古いですが、きちんと掃除されているようでした。

 

ただ、結構でかい蜘蛛の巣があったので、これには引っかからないように気を付けましょう。

 

ゴミ捨て場

キャンプ場内にゴミ捨て場はありませんので、持って帰って処分します。

 

橋立川キャンプ場での遊び・体験

橋立川キャンプ場では川のすぐそばという利点を活かして、川遊びや釣りを楽しむことができます。

川遊び

河原のテントサイト

川に囲まれたキャンプ場なので、夏の間は川に入って遊ぶことができます。

子供や学生の団体はみんな川に入って遊ぶみたいですね。雨の日やダムの放流がある日は流れが速くなることがあるので、そのあたりは注意して遊ぶようにしましょう。

 

川釣り

河原のテントサイトの前を流れる川では釣りをしてOKだそうです。

夏の間はニジマスなどが釣れるそうで、キャンプをせずに釣りだけのためにキャンプ場を訪れる地元の人もいます。

ただし、釣りおじさんの話によると10月以降は禁漁になるそうなので、釣りがしたい人は9月までに行くようにしましょう。

 

橋立川キャンプ場の周辺施設

キャンプ場の近隣には商業施設などは有りませんが、駅のすぐ近くに湧き水があります。

また、西武秩父駅で乗り換えて帰る場合は、駅に複合型温泉施設が併設されているので、そちらも写真付きでご紹介したいと思います。

 

「不動名水」の湧き水

不動明王の湧き水

秩父鉄道の浦山口駅からすぐ近くに「不動名水」の湧き水があります。

 

飲料水施設管理費の200円を箱に入れればだれでも水を汲むことができるので、キャンプ場に行く前に立ち寄ると良いと思います。

不動明王の湧き水

 

行き方は浦山口を出て右に行って公道に出たところを左に曲がります。すると徒歩10秒くらいで道路の右手に湧き水スポットが見つかります。

道案内三叉路でこの看板が見えたら左折してすぐ

 

西武秩父 駅前温泉「祭の湯」

祭の湯

「祭の湯」は西武秩父駅にある「祭」をコンセプトにした複合型温泉施設。

 

温泉エリア・フードコート・物販エリアの3エリアに分かれており、温泉に入るだけではなく、ごはんを食べたり、地元の食材をお土産に買ったりすることができます。

 

祭の湯温泉エリア

 

「祭の湯」のフードコートフードコートエリア

 

「祭の湯」の物販コーナーにある酒屋物販エリア(他にも店がいっぱいあります)

 

西武秩父駅は施設や駐車場も整っていていかにも観光地って感じなので、土日や祝日は結構混雑すると思います。ゆっくり見て回りたい人は空いてそうな平日などを狙っていくようにしましょう。

 

おまけ:キャンプ場から浦山口駅まで近道

キャンプ場から帰る時は2つのちょい近道を使うことができます。

と言っても電車は1時間に1本くらいなので、あまり急ぐ意味もないのですが(笑)

 

近道①

1つ目の近道はキャンプ場内の急な斜面の途中にあります。

 

キャンプ場の管理棟前からこの急な斜面を登っていくと・・・

キャンプ場の下から急斜面を見たところ

 

途中でこんな道があります。キャリーカートなどを引いてる場合は通れませんが、駅にちょびっと近いところに出ることができます。

キャンプ場内の近道

 

近道②

キャンプ場から駅の近道

キャンプ場から駅までの帰り道には近道を示す看板があり、ここを左折すると浦山口駅までちょびっとショートカットすることができます。

 

歩いていてこんな感じの道が見えたら細い道に入っていきましょう。

キャンプ場から駅の近道

 

そのまま歩いて鉄橋の下をくぐると、駅の行きに出たのと反対側に出ることができます。

キャンプ場から駅の近道を抜けたところの階段

 

ただし、キャンプ場に向かうときはショートカットを使うと湧き水スポットに行くことができないので、正規ルートで向かいましょうね。

 

さいごに

秩父鉄道の車内

 

橋立川キャンプ場は電車でのアクセスが良くて、料金が安くて、そしてなんといっても管理人のおばーちゃんがめちゃくちゃ優しいキャンプ場です。

夏の間は家族連れや学生の団体で賑わっているので、ソロの人は平日の人が少なそうなタイミングや秋の人が減るタイミングを狙っていけばゆっくり過ごせるのではないでしょうか。

 

ぼくもまた訪問するつもりなので、バッタリ会った際にはよろしくお願いします(笑)