キャンプ場

「このまさわ渓流園キャンプ場」は程よく不便な癒し系キャンプ場

このまさわ渓流園のテントサイト

神奈川県の道志川周辺にはキャンプ場が多く集まっているのですが、その中の一つ「このまさわ渓流園キャンプ場」に行ってきました!

 

これから「このまさわ渓流園キャンプ場」への訪問を検討している方向けに、実際に行ってみないとわからない水回りの情報、テントサイト、アクティビティ情報などを含めてこちらのキャンプ場をレポートしていきたいと思います。

 

このまさわ渓流園キャンプ場のロケーション

キャンプ場の場所、アクセス、近くのスーパーをご紹介していきます。

 

場所・アクセス

このまさわ渓流園キャンプ場は神奈川県相模原市にあります。

道志川の本流ではなく、道志川に流れ込む清流である「此の間沢」に面した場所に位置しています。

 

車でのアクセス

東京から車で行く場合は1時間半~2時間くらいの距離です。

 

中央道を相模湖ICで降りて、国道413号線(道志みち)を通っていくルートが最短です。ただし、休日などは中央道が混雑する場合があるので、渋滞している時は一般道を通った方が速いです。

山梨(山中湖)方面から行く場合も同じように中央道を相模湖ICで降りて、国道413号線を走れば着きます。

 

キャンプ場の入り口は、こんな看板が目印です。

このまさわ渓流園の入り口

 

電車・徒歩でのアクセス

ぼくは電車で行ったことはないのですが、Googleマップで調べたら新宿から電車京王相模原線で橋本駅まで行き、バスを乗り継いでいけば行けるみたいです。

 

 

近くのスーパー(買い出しスポット)

このまさわ渓流園近くのダイエー

 

このまさわ渓流園キャンプ場の近くにはマルエツとダイエーがあり、どちらで買い出ししても大丈夫です。

おそらく一番近いのはマルエツですが、今回はその手前のダイエーで買い出ししました。

 

ダイエー 津久井店
〒252-0157 神奈川県相模原市緑区中野997−1

 

マルエツ 三ヶ木店
〒252-0159 神奈川県相模原市緑区三ケ木363−1

 

このまさわ渓流園キャンプ場のテントサイト

サイトの種類

このまさわ渓流園は車を横付けできるオートキャンプサイトは無いですが、基本的にはすべて区画サイトになっています。

 

キャンプ場敷地内の地図は下記の通り。

このまさわ渓流園の地図

 

キャンプ場入り口から管理棟を抜けて、そのまま進むとバンガローとロッジゾーン。管理棟正面の階段&坂を下って、一本橋を渡ればテントサイトがあります。(詳細は↓で書きます)

 

区画サイト

駐車場から坂を下り、川の上にかかる橋を渡ったところに区画サイトがあります。

サイトの大きさは場所によって違うので、人数に応じて管理人さんが候補地を教えてくれます。

 

このまさわ渓流園のテントサイト

 

車も入れないのでのんびりしてて良い環境なのですが、ここまで行くのが少し大変なのでご注意を。

 

まず駐車場に車を止めたら、この写真の右にある階段か真ん中の坂を下りて、さらに左の下り坂に下りてきます。

このまさわ渓流園の坂

 

そして次はちょっと急になっている細めの坂道を下りていきます。川の向こうにテントサイトが見えてきましたね。

このまさわ渓流園の坂

 

上の写真を見て「あれ、川の向こうにどうやって行くの?」ってなった人もいると思います。

 

 

安心してください、橋があります。そうです、まさに一本橋です。

このまさわ渓流園の一本橋

 

この橋の手前までは坂道ながらキャリーカートやらゴロゴロで荷物を運べるのですが、ここから先は基本的に手で持って全て運ぶ必要があります。

普段車横付けのオートキャンプしかしない人には大変な作業ですが、こんな不便さもキャンプらしくて良いかなと思います(笑)

 

地面の質

地面の質は「小石交じりの土」と言った感じです。

基本は土で若干雑草も生えているのですが、川が近いこともあり、砂利と言うか小石が混ざっています。

 

このまさわ渓流園のテントサイト

 

ペグは基本的には問題なく刺さると思いますが、たまに少し大きめの石に当たると刺さりにくくなるので、鍛造ペグを使うか、打つ場所を変えると良いでしょう。

 

ちなみにテントサイトは直火OKですが、ベースが土なのでちょっと気が引けます(笑)

焚火台を持っているのであれば、基本的にはそれを使うことをおすすめします。

 

利用料金

このまさわ渓流園の料金体系は少し複雑になっています。

 

テント1泊1泊あたりの料金1,000~2,000円+基本料金800円~1,000円(子供は基本半額)がベース料金になっていて、チェックイン・チェックアウトの時間とテント・タープの数に応じて追加料金が発生するシステムです。

 

このまさわ渓流園の料金

 

チェックイン時間と追加料金は以下の通りで、

チェックイン時 料金
9:00 ~ 11:00 大人+500円、子供+300円
11:00 ~ 14:00 大人+300円、子供+200円
14:00以降 追加料金なし

 

チェックアウト時間と追加料金は以下の通りです。

チェックアウト時間 料金
11:00 まで 追加料金なし
14:00 まで 大人+300円、子供+200円
16:00 まで 大人+500円、子供+300円

 

加えて、1日1台500円の駐車料金が必要になります。

 

 

つまり、

 

■モデルケースA(1泊2日):

  • 普通のテント1張
  • 大人2名+子供1名
  • 14:00チェックイン
  • 翌朝10:30チェックアウト
  • 車1台

の場合

テント料金1,000円+基本料金{(1,000円×2名)+(500円×1名)}+時間料金0円+駐車料金500円=合計4,000円

 

■モデルケースB(1泊2日):

  • 大型テント1張
  • タープ1張
  • 大人2名+子供1名
  • 10:00チェックイン
  • 翌日15:30チェックアウト
  • 車1台

の場合

テント料金1,500円+タープ1,000円+基本料金{(1,000円×2名)+(500円×1名)}+{時間料金(500円×4)+(300円×2)}+駐車料金500円=合計7,100円

 

となります。

正直ややこしいですね(笑)

 

料金の計算は少し面倒ですが、アーリーチェックインやレイトチェックアウト時間を柔軟に調整できるのは嬉しい点ですね!

 

バンガロー・ロッジ

テントを張れる区画サイト以外に、バンガローに泊まることも可能です。

自然がいっぱいの落ち着いた場所なので、テントを持ってない人でも気軽にキャンプを楽しむことができるようになっています。

 

バンガローはこんな感じの小屋です。

このまさわ渓流園のバンガロー

 

ロッジも建物自体は古めですが、大きいので、大人数での合宿などに向いていますね。

このまさわ渓流園のロッジ

 

このまさわ渓流園キャンプ場の主要設備

管理棟(受付)

管理棟は駐車場の少し奥、左手にあります。

このまさわ渓流園の管理棟

受付はここで済ませましょう。トイレなどもこの建物にあります。

 

売店・レンタル品

売店

売店は管理棟に併設されています。

このまさわ渓流園の売店

 

飲み物、薪、炭、紙皿など基本的なものは一通り揃っている感じです。

また、事前に予約をしておけば、バーベキューの食材セットも購入できるそうです。

 

炭は袋に入れて400~500円くらいで売ってもらえます。

このまさわ渓流園の炭

 

薪は500~700円で管理人さんが適当に見繕ってくれます。

このまさわ渓流園の薪

 

広葉樹が大量にあって、これをメインで入れてくれますが、広葉樹だけだと着火が難しいので、針葉樹も混ぜるようにお願いしましょう。

このまさわ渓流園の薪この日買った薪。確か700円

 

 

レンタル品

タープ、テーブル、チェア、グリルなどはレンタルすることができます。

テントのレンタルはないので、手ぶらのテント泊はできませんが、バンガロー泊なら手ぶらで来ても大丈夫そうですね。

 

水場(炊事場)

水場はテントサイトのすぐ近くにあります。

お湯は出ませんが、蛇口は8個くらいあるので極度に混雑することはあまり無さそうです。

 

このまさわ渓流園の炊事場テントサイトの水場

 

シンクは子供向けの高さで、大人は長時間使っていると腰が痛くなります。足を大きく開いて高さを下げると、良い感じで皿洗いができるでしょう。

このまさわ渓流園の洗い場

 

サイドには鉄板や足を洗うためのスペースもあります。

このまさわ渓流園の洗い場

 

 

また、管理棟の近くには大きめな炊事場がありますが、こちらは主にロッジとバンガローを利用している人向けです。有料ですが、テーブルの貸し切りもできるそうです。

このまさわ渓流園の炊事場管理棟近くの大きな炊事場

 

 

さらにバーベキュー利用の人向けに、貸し切りできるテーブルスペースもあります。

このまさわ渓流園の炊事場(バーベキュースペース)東屋(手ぶらバーベキュー施設)

 

お風呂・シャワー

お風呂とシャワーはありません。

綺麗な川なので水遊びしても泥臭くなることはなさそうですが、汗が気になる場合は汗拭きシートを忘れず持っていくようにしましょう。

 

トイレ

トイレは管理棟に綺麗な男女別の水洗トイレがあります。

 

このまさわ渓流園のトイレ(女子トイレドア)

 

トイレは暖かい便座の水洗トイレで快適。

このまさわ渓流園のトイレ(水洗)

 

キャンプサイトの近くにはトイレが無いので、夜中でも橋を渡って管理棟まで行く必要があります。足を踏み外して川に落ちないように、しっかりライトで照らして移動するようにしましょう。

 

ゴミ捨て場

ゴミはペットボトルと缶は無料で回収してもらえますが、その他燃えるゴミはごみ袋1つあたり300円での有料回収となります。

ちなみに燃えるゴミの収集場は無いので、管理人さんにお願いして処分してもらいましょう。

 

ペットボトルと缶は管理人さんに許可をもらって、ゴミ箱に捨てました。

このまさわ渓流園のゴミ捨て場

 

消化した炭はキャンプサイトの炭捨て場に捨てることが可能です。炭捨て場はテントサイトの手前の方(一本橋に近い方)にあります。

このまさわ渓流園の炭捨て場

 

このまさわ渓流園キャンプ場での遊び・体験

なんと言っても綺麗な渓流での川遊び

キャンプ場の名前の通り、このまさわ渓流園キャンプ場では敷地内を綺麗な川が流れていて、ここで川遊びをすることができます。

 

このまさわ渓流園の渓流

 

自然いっぱいの場所なので、大人はもちろん、子供にとっては良い体験になること間違いなしの環境ですね。

 

魚を放流しての川釣り

有料ですが、渓流釣りも楽しむことができます。

 

このまさわ渓流園の釣り竿

 

基本料金は1人1,000円で、

  • 竿レンタル
  • エサ
  • 魚の放流

には別途料金がかかります。

 

項目 料金
基本料金(1人) 1,000円
ニジマス放流(10匹) 3,000円
ニジマス・ヤマメ・イワナ放流(10匹) 3,500円
ヤマメ・イワナ放流(10匹) 4,000円
貸し竿(1本) 200円
エサ(イクラ) 500円

 

 

このまさわ渓流園キャンプ場の周辺施設

周辺はとにかくキャンプ場が多い

周辺施設とは少し意味が違いますが、このあたりはキャンプ場が密集しています。

 

このまさわのキャンプ場マップ

 

自然が綺麗な場所で、きっと他にも良いキャンプ場があると思うので、次に備えて他のキャンプ場の下見をして帰るのも良いですね。

 

日帰り温泉

このまさわ渓流園の近くには日帰りの温泉がいくつかあります。

一番近いのは多分「緑の休暇村 いやしの湯」というところです。

 

緑の休暇村 いやしの湯
  • 住所:神奈川県相模原市緑区青根844
  • 電話:042-787-2288
  • 営業時間:3月~12月 10:00~21:00、1月~2月 10:00~22:00
  • 定休日:火曜日(火曜日が祝祭日の場合は翌日)
  • 料金:3時間 700円(子供400円)、1日 1,000円(子供600円)
  • ウェブサイト:http://www.iyashinoyu.org/

 

さいごに

高規格なオートキャンプ場に慣れると、不便なキャンプ場にあまり行かなくなったりしますが、たまには不便なキャンプも楽しいですよね。

このまさわ渓流園は、まさにそんな程良い不便さも楽しめる、自然あふれるキャンプ場でした。

 

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