キャンプ場

「いなかの風キャンプ場」のおすすめサイトや水回り情報を徹底レポート!

いなかの風の絶景

先日、中央アルプスを眺める絶景キャンプ場として有名な「キャンプファーム いなかの風キャンプ場」に行ってきました!

初めていなかの風キャンプ場に行ってみるのを検討している方向けに、実際に行ってみないとわからない水回りの情報、おすすめサイト、アクティビティ情報などを含めてこちらのキャンプ場をご紹介していきたいと思います。

 

ちなみにキャンプ場からの景色はこんな感じ!この記事では、景色以外の魅力もお伝えできればと思います。

 

キャンプ場の景色(画像クリックで拡大)

 

キャンプ場の景色(画像クリックで拡大)

 

いなかの風キャンプ場の周辺施設を探している人は、近くにあるソースカツ丼の名店「明治亭」もチェックしてみてください。エビフライが絶品です!

※関連記事:長野県駒ヶ根でキャンプしたら「明治亭」のかつ丼を食べよう

 

「いなかの風キャンプ場」のロケーション

キャンプ場の場所、アクセス、近くのスーパーをご紹介していきます。

場所・アクセス

いなかの風キャンプ場は長野県 上伊那郡 飯島町にあります。

長野県の中では真ん中よりちょっと南寄りのところで、アルプス山脈の西側に位置しています。一番近い飯島駅からでも歩くと40分くらいかかる距離なので、車で行くことをおすすめします。

キャンプファーム いなかの風キャンプ場

〒399-3703 長野県上伊那郡飯島町日曽利43-3

TEL:0265-86-6655

車でのアクセス

車で行く場合は、中央道松川I.C、駒ヶ根I.Cよりいずれも約20分の距離にあります。高速降りてからもキャンプ場付近までは舗装された道路なので、特に山道を走ることなく到着することができます。※キャンプ場の敷地内は舗装されていないので注意

東京から車で行く場合は、中央自動車道を通って4時間程度で行くことができます。ただし、距離にすると250kmくらいあり、渋滞すると8時間くらいかかったりするので余裕を持った計画を立てましょう。

 

キャンプ場の近くになるとこんな感じの看板が出てくるので、指示に従って舗装されてない道を進んでいきましょう。途中で結構細い道もあるのですれ違いにはご用心。

キャンプ場までの道案内

 

近くのスーパー(買い出しスポット)

近くの西友

近くにはいくつかスーパーがありますが、今回は西友駒ケ根店で買い物しました。24時間オープンなので、アーリーチェックインするために早めに買い出しを済ませたい場合にもピッタリです。※いなかの風はAM9:00からアーリーチェックインが可能

 

西友 駒ヶ根店(車で約20分)

住所:〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂 駒ヶ根市赤穂北の原14641−12

電話:0265-81-8081

営業時間:24時間営業

 

さらに近いところに他のスーパーもあるので、店舗情報だけ載せておきます。

ニシザワ福岡食彩館(車で約10分)

住所:〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂福岡9276

電話:0265-81-0511

営業時間:AM9:30 – PM8:00

 

テントサイト

いなかの風キャンプ場マップ

出典:いなかの風キャンプ場

 

いなかの風ではオートサイト、キャビン、ペットサイト、テントサイト、フリーサイトがあり、それぞれ特徴や料金が異なります。また、オートサイトの中でも景色の見やすさによって区画ごとに価格設定されています。

サイトの種類

オートキャンプサイト

オートサイトは景色によってA~Cまで分けられています。Aは絶景が見えるサイト、Bは景色と広さのバランスが丁度良いサイト、Cは景色は見えないけどゆったりできるサイト、といった感じです。サイト利用料金はハイシーズンを除く土日の1泊で、Aが8,000円、Bが6,500円、Cが5,000円といった感じで傾斜が付いています。

ペットサイト

ペットサイトには柵が付いたドッグランタイプのAタイプがあり、広々サイトでペットの犬と戯れながらキャンプを楽しむことができます。Bタイプは柵がないので、リード必須となりますが、広さと展望はBサイトの方が良いです。

テントサイト

テントサイトは車で入ることのできないサイトで、いつでも1泊5,000円で泊まることができますが、広さと展望は良いサイトです。車はサイト近くの共用駐車場に止めることができるので、サイトまで荷物を運ぶ手間さえ惜しまなければおすすめできるサイトです。

フリーサイト

フリーサイトはキャンプ場の下の方にあるサイトです。端なので景色は殆ど見えず、且つ車の乗り入れもできないので、料金はいつでも1泊4,500円と他のサイトと比較して安いのがメリット

ただ、景色がない分プライベート感があり、個人的にはむしろ一番おすすめです。「景色は炊事場に行くタイミングだったり、お風呂に入るときに見えれば十分!」という人は、ぜひ食わず嫌いせずに検討してみてください。

キャビン

いなかの風キャンプ場のログキャビン

キャビンはログハウス風の薪ストーブが付いた小屋です。キャンプ場の上の方にあるので景色も良く、広い庭もついていてアウトドアにぴったりです。

キャビンには4人用のAタイプと、6人用のBタイプがあるのですが、キャビンの外にテントやタープを張って、複数家族でキャンプを楽しんでいる人もいるようでした。

普段キャンプをしなくてテントを持ってないって人はもちろん、いつもはテントでキャンプする人も、気分転換に泊まってみるのも楽しそうです。

 

おすすめサイト

コールマンツールームを張ったところ広くてプライベート感のあるフリーサイト

 

色々な種類のテントサイトがあるいなかの風キャンプ場ですが、ぼくがおすすめしたいのはフリーサイトです。おすすめする理由と、利用時の注意点を以下でご紹介していきます。

フリーサイトをおすすめする理由

おすすめする主な理由は

  1. 値段が安い
  2. 広い
  3. プライベート感がある

の3つ。ただし、フリーサイトは早いもの順で場所を取るので、アーリーチェックインを使って1番乗りで気に入ったサイトをゲットするのが重要です。

オートサイトAタイプ等はアーリーチェックインが1時間1,000円ですが、フリーサイトであれば1時間500円というのも嬉しいポイント。いなかの風キャンプ場は通常14時チェックインなので、最も早い9時から入っても5時間で+2,500円で済んじゃいます

 

今回は訪問したのが3連休の繁忙期ということもあったので、アーリーチェックインを使ってAM10時にキャンプ場に入り、一番乗りで好きな場所を選びました。ぼくが選んだのはフリーサイトの最上部、一番奥の方(※写真参照)。サイトは縦にも横にも広々していて、お隣さんとも十分な距離を取ることができるので、プライベート感ばっちりでした。

いなかの風キャンプ場のおすすめフリーサイト

 

フリーサイト利用時の注意点

景色は全然見れない

絶景自慢のいなかの風キャンプ場ですが、フリーサイトからは中央アルプスの景色を見ることができません。景色を見るためにいなかの風キャンプ場に行く場合は、フリーサイトは避けてオートサイトAタイプやオートサイトBタイプを選びましょう。

水場・トイレが遠い

フリーサイトはキャンプ場の端の方にあるので、プライベート感がある分、水場などから距離があります。管理棟までは歩いてそんなに遠いわけではないのですが、夜に酔っぱらって何回もトイレに行くと面倒だと感じるかも。

人数、テント&タープ、車の台数制限

フリーサイトは1グループの予約であれば人数は5人まで、テントとタープをそれぞれ1張りずつ設営してOKというルール。人数やテントの数が増える場合は、それに応じて複数サイト分予約するのを忘れないようにしましょう。

また車は共用駐車スペースを使いますが、車の台数が増える場合も1台あたり1,000円/日の追加料金がかかるので注意してください。

地面の質

地面は芝生で、土の軟らかさは丁度良かったです。ゴツゴツした石などもなかったので、薄めのマット一枚敷けば寝ることはできる感じ。

ペグは簡単に刺さり、且つしっかり固定された状態をキープできるくらいの固さなので、設営面の心配は必要なさそうですね。

テントサイト料金

テントサイト(キャビン)はサイトの種類以外に、平日、土曜日、連休などのハイシーズンでも料金が変わります。テントサイトとフリーサイトは時期で値段が変わらないので、混み合う時期は比較的お得になります。

サイト 平日 土曜日 ハイシーズン 延長1時間
キャビン Aタイプ ¥10,500 ¥13,000 ¥14,500 ¥1,500
キャビン Bタイプ ¥12,000 ¥15,000 ¥16,500 ¥1,500
ペットサイト Aタイプ ¥8,000 ¥10,000 ¥11,000 ¥1,000
ペットサイト Bタイプ ¥7,500 ¥9,000 ¥10,000 ¥1,000
オートサイト Aタイプ ¥7,000 ¥8,000 ¥9,000 ¥1,000
オートサイト Bタイプ ¥5,200 ¥6,500 ¥7,500 ¥500
オートサイト Cタイプ ¥4,000 ¥5,000 ¥6,000 ¥500
テントサイト ¥5,000 ¥5,000 ¥5,000 ¥500
フリーサイト ¥4,500 ¥4,500 ¥4,500 ¥500

 

主要設備

受付け・管理棟

いなかの風キャンプ場の受付け

管理棟はキャンプ場入り口入ってすぐのところにあり、受付もこちらの中にあります。管理棟からいきなり中央アルプスが眺められるので、キャンプ場に到着したらいきなり絶景に酔いしれることができます。

受付けは管理棟の外に受付用の用紙が置いてあるので、そこに名前や住所などを書いて管理棟内のスタッフさんに渡しましょう。

レンタル品

レンタル品は結構充実しています。テントやタープ等の必須アイテムから、バーベキューセットやホットサンドクッカーなどのちょっと嬉しいアイテムはもちろん、コットや自立式ハンモックまで取り揃えてあります。

いなかの風キャンプ場のレンタルアイテムレンタル品リスト

売店

売店のアイテムもレンタル品に負けず劣らず充実のクオリティ。管理棟内の売店ではガス缶や氷などが売っている他、オリジナルのシェラカップなんかも販売されています。

時期限定で管理棟内にバーがあり、アウグスビール(¥680)やカクテル(¥600)が飲めます。LINEで注文すれば自分のテントサイトまで持ってきてくれるというサービスまで!

いなかの風キャンプ場のバー管理棟内に併設されているバー

 

いなかの風キャンプ場のバーメニューバーのドリンクメニュー

 

さらに、4人前のバーベキューセット(¥13,600)や、ビア缶チキンセット(¥2,500)等、手ぶらで豪華なバーベキューができちゃう食材セットも頼むことが可能。全部レンタルして食材も全部頼んでしまえば、お金はかかりますが、至れり尽くせりなキャンプができそうです。

 

水場(炊事場)

いなかの風キャンプ場の洗い場

水場はキャンプ場内に複数個所あります。綺麗にしてあり、しかもお湯が使えるので、油汚れなども簡単に洗い落とすことができます。※お湯が使える蛇口は2つに1つでした。

 

通常のシンク以外に、バーベキューコンロ用の洗い場が外にあるので、焚き火台やバーベキューコンロを洗うときはこちらで

いなかの風キャンプ場のコンロ洗い場バーベキューコンロの洗い場

 

トイレ

いなかの風キャンプ場のトイレ

トイレもキャンプ場内に複数箇所あり、自分のサイトに近いところを使うことができます。どこも清潔にされており、ストレスなく使うことができました。

 

洋式トイレ洋式トイレ

 

ゴミ捨て場

いなかの風キャンプ場のゴミ捨て場

ゴミ捨て場も綺麗にしてあります。分別は結構しっかりしているので、できれば自分のサイトでゴミを出すときからしっかり分別しておいた方が後々ラクになりますよ。

 

分別は以下の通り。ペットボトルは蓋とラベルも分けるし、竹串やアルミホイルも分別しています。

いなかの風キャンプ場のゴミ出しルール

 

生ごみは専用バケツに入れて、決められた時間にゴミ捨て場に持って行くスタイル。生ごみはスタッフの人が処理して、キャンプ場内で育てている野菜や果物の肥料になります。

いなかの風キャンプ場の生ごみ処理

 

更に、燃えるゴミ・生ゴミ・プラビニールに関しては、ゴミ捨て時間も決められているのでご注意ください。

※ゴミ捨て時間:8:00~11:00、16:00~17:00

いなかの風キャンプ場のゴミ捨てTime

 

露天風呂

いなかの風キャンプ場では平日はシャワーのみ、土曜日+ハイシーズンは展望露天風呂に入ることができます。営業期間は4月ゴールデンウィーク~10月最終土曜日の土日祝日まで。

露天風呂は大人4人が入るとぎゅうぎゅうになってしまう狭さですが、中央アルプスの方に開けた造りになっているので、お風呂からも絶景を眺めることができます。

料金は平日のシャワーが1人300円、休日の露天風呂が1人500円、家族風呂にする場合は+1,000円です。

 

アクティビティ

いなかの風キャンプ場のブルーベリー畑収穫や購入もできるブルーベリーの畑

 

いなかの風キャンプ場では通年でやっている体験教室や季節のイベントなど、アクティビティが豊富にあります。

いなか探検ツアー、夏野菜の収穫、ストーンペイントや竹細工など、低料金で楽しめるものが多いので、特にファミリーで行く場合などは、ぜひ事前に調べて計画しておくのをおすすめします。※いなかの風キャンプ場公式サイト > 体験&イベント

 

いなかの風キャンプ場の体験アクティビティアクティビティリスト(一部)

 

今回は公式サイトの体験ページに載っていない「釣り堀での釣り」を体験してきたので、そちらをご紹介します。

釣り堀

いなかの風キャンプ場の釣り堀

釣り堀ではだれでも魚釣りをすることができます。管理棟でスタッフさんに「釣りがしたいです」と言えば、竿とエサ(うどん)を貸してもらえるので、自分で針にエサを付けて池の中にいる魚を釣ります

 

いなかの風キャンプ場の釣り堀釣り堀

 

狭い池に魚が放されているのでそこまで難しいわけではないのですが、エサのうどんがやわらかいので、ちゃんと針にエサを付けないと、エサだけ持って行かれることがあります。

泳いでいるのは主にニジマスで、釣った魚は1匹300円で食べることができます。1本50円で串に刺してもらえるので、自分のサイトに戻って焼いて食べることができます。釣りたての魚は美味しいですよ!

ただ、釣った魚はすべて買い取り必須なので、釣り過ぎには注意しましょうね(笑)

 

さいごに

キャンプ場の景色(画像クリックで拡大)

 

絶景で有名な「いなかの風キャンプ場」ですが、景色の見えないサイトでも十分楽しめる魅力がいっぱいのキャンプ場でした。通常のチェックインは14時以降ですが、アーリーチェックインを活用して、アクティビティを楽しんだり、山に囲まれた自然を感じてゆったり過ごしたりするのがおすすめ

景色が見えないテントサイトしか予約できなかったとしても、キャンプ場内のいろんな場所から絶景を眺めることができるので、機会があればぜひ一度訪れてみてください。

 

アーリーチェックインを使わない人や、チェックアウト後に時間の余裕がある人は、いなかの風キャンプ場の近くにあるソースカツ丼の名店「明治亭」もぜひチェックしてみてください。エビフライが絶品です!

※関連記事:長野県駒ヶ根でキャンプしたら「明治亭」のかつ丼を食べよう