折りたたみ可能な軽量アウトドアチェアでお馴染みのヘリノックスのチェアワン。このデザインを模した通称「パチノックス」がAmazonなどで大量に販売されています。
コールマンなどの有名ブランドも同じようなデザインのチェアを売っているので、もはやパクりでもないのかもしれませんが、キャンパーの間ではヘリノックス以外はパチノックスと呼ぶことが多いようです。
そんなパチノックスですが、購入する1番のメリットは本家のヘリノックスよりも圧倒的に値段が安いこと。本家ヘリノックスが余裕で1万円以上するのに対して、パチノックスは2,000円~5,000円程度。
ただ値段が安い分、すぐ壊れたという話が多かったりするので、実際にぼくも買って試してみることにしました。(実は単純に安くて軽いチェアが欲しかっただけなのは内緒)
Amazonに大量にあるパチノックスの中から色々検討してぼくが購入したのはこちら、「Wolfyok アウトドアチェア」です。
どうやら2018年最新版らしく、
- 航空機用アルミ素材を使っていて壊れにくい
- 耐荷重100kgの強度
- 3段階の高さ調節機能
が売りポイントとのこと。
商品ページの日本語がちょこちょこ変で、明らかに中国企業の製品って感じがしますが、実際に使ってみると確かに安定していて、これは良い!
ということで、届いた商品の中身から実際に組み立てるところ(組み立て方)まで、Wolfyok アウトドアチェアをレビューしていきたいと思います。
目次
Wolfyok アウトドアチェアの製品概要
Wolfyok アウトドアチェアの中身はフレーム、シート、収納袋の3点セット。
フレームとシートは折りたたまれ、収納袋に入った状態で届きました。
基本スペックは下記のとおり。
フレームの材質 | 7075航空級アルミウム合金 |
シート | ポリエステル |
重量(本体) | 1,130g |
耐荷重 | 100kg |
使用時サイズ | 幅53×長さ59×高さ64-67cm ※高さ調節可 |
収納時サイズ | 幅14×長さ36×高さ12cm |
Amazonの商品ページを見ると、フレームに良い素材を使って、さらに太くしていることで強度は高いのが自慢とのこと。
本当に素材が良いのかはよくわかりませんが、確かにフレームは太くて強いです。
重さは1,130gと本家ヘリノックスのチェアワン(890g)と比較すると若干重め。
と言ってもビール1缶分も無い程度の差なので、登山に持って行こうと思っている人以外はあまりこだわなくても大丈夫だと思います。
Wolfyok アウトドアチェアを組み立ててみる
組み立て手順は本家ヘリノックスと同様でシンプル。
- フレームを組み立てる
- 収納袋をフレームに付ける
- シートをかぶせる
の3ステップで完成します。
フレームを組み立てる
ということで、まずはフレーム部分を組み立てていきます。
フレームはポールと関節部分の内部が伸縮性のある紐で繋がっています。
なので、袋から出してフレームを手に取ると、一部は勝手にカチャカチャとオートで組みあがります。なんか映画のトランスフォーマーみたい(笑)
全部が綺麗に組みあがるわけではないので、ポール同士・ポールと関節を繋げてくみ上げましょう。
収納袋をフレームに付ける
次はフレームとシートが入っていた収納袋をフレームに取り付けます。
収納袋の両サイドに紐が付いているので、これを手前側のフレーム(短い方)に通します。
この時、収納袋のチャックが上にくるようにしておきましょう。
そうすれば収納袋を無くさないだけではなく、椅子下のちょっとした物入れとして使うことができます。
シートをかぶせる
最後にシートをかぶせていきます。
基本的にはフレームの奥(高い方)の両サイドをまずセットし、そのあとで手前(短い方)にセットするのが良いでしょう。
ぼくは全然苦労せずに組み立てられたのですが、Amazonのレビューによると張る時にちょっと力が必要な場合があるそうです。
ただ、何度か使うことで記事が伸びて問題なくなるとのこと。
最初の組み立てが不安な人は、キャンプに持って行く前に他の人に組み立ててもらって、座って生地を慣らしておくと良いと思います。
Wolfyok アウトドアチェアの使い心地
組み立ても終わったところで、実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。
座り心地は本家よりちょっと浅い感じ
実際に座った感じは、本家ヘリノックスのチェアワンと比べると若干座りが浅い感じがしました。(その場で座り比べたわけではないので、記憶ベースですが)
と言っても十分くつろげるし、むしろ座りながらテーブルの上で料理したりする分にはこっちの方が良い気もしました。
Amazonの口コミでもこんな記載が(↓)
本家と比べると浅く座る印象です。
なのでリクライニング具合は本家。
浅く、前のめりに使うとき(ご飯食べるときとか、机で作業するとき)はこちらの方が使いやすいです。
出典:Amazon
そもそも安定感とリクライニングを重視するのであれば、ヘリノックス型はベストチョイスではないので、座り心地は十分許容範囲と言えるでしょう。
強度はばっちりで安定
売りにしている 7075航空級アルミウム合金 で作ったフレームの強度ですが、確かに安定しています。
安いチェアは座るとポールがぐにゃんぐにゃんにしなって不安になるものもがありますが、これは安心して座ることができます。
本当に材質が良いのかは専門家じゃないので良く分かりませんが、確かにポールが太いので、大きめの人が座っても壊れなさそうですね。
高さ調節機能は便利
Wolfyok パチノックス最大の特徴として、高さ調節機能があります。
4cmごとに3段階に足の長さを調節できるため、
- 使う人(大柄な男性、小柄な女性、子供、等)
- スタイル(ロースタイル、普通の高さ、等)
- 状況(テーブルに向って料理をする、焚き火の前でくつろぐ、等)
によって、高さを変えることができます。
オレンジ色の脚の穴部分にポチッと出てるやつがいるので、こいつを押しながらポールを上下させれば長さを変えることができます。
ぼくは一番低くしてダラーーーっとするのが好きなのであまり調節は使わないですが、便利機能なのであって困ることはないと思いますよ。
なんだかんだで、快適
座り心地が浅いだの、高さ調節ができるだの書きましたが、まあ言いたいことは十分快適に使えますよってことです。
パチノックスに座ってご満悦なぼく。
本家と比較すると3分の1程度のお値段で買えることを考えると、個人的にはかなりコスパが良いと思います。
さいごに
今までコールマンやロゴスのチェアを使ってきていて、パチノックスを買ったのは初めてでしたが、結構満足できる買い物になりました。
機能面もさることながら、アウトドアに映えるこのカラーも気に入っています。
ぼくは徒歩キャンプ用に軽くて収納性に優れた椅子が欲しかったので、同じように軽いアウトドアチェアを探している人にはぴったりなのではないでしょうか。
Amazonを見るとパチノックスが大量に出ているので、どれを選んだら良いか迷ってしまった場合は、ぜひWolfyokを検討してみてください。
それでもやっぱり本家ヘリノックスのチェアワンが良い!って方はこちら(↓)