オートキャンプでもそうでないキャンプでも、キャンプの時の移動手段は車という人が多いはず。
ただ、特に東京や大阪などの都会に住んでいると、維持費も高いし自家用車は持っていない人も多いと思います。
そうなるとキャンプに行くたびにレンタカーを借りることになるわけですが、レンタカーって結構高いですよね。
友達グループやファミリーキャンプでワンボックスなんて借りた日には、2日で4万円前後かかることもザラ。
キャンプにハマって道具にお金をかけておきながら、レンタカーのお金が惜しくてキャンプに行けないなんてもったいない!
ということで今日は、東京都内で一人暮らし車無しのぼくが頻繁にキャンプに行くために活用している、レンタカーの3倍安く車をレンタルする方法をご紹介します。
目次
個人間カーシェアアプリのエニカを活用
レンタカー代金を安くする方法ですが、「Anyca(エニカ)」というアプリを使います。
DeNA(野球のベイスターズのスポンサー)が運営しているサービスで、個人間で車の貸し借りができるサービスです。
Air bnbという民泊サービスが世界中で流行ってますが、それの車版というイメージですね。
ぼくが個人的に活用しまくってるこちらのアプリですが、
- 基本的な使い方
- メリット
- デメリット
- 他レンタカーサービスとの比較
まで、キャンパー視点で徹底的にまとめていきたいと思います。
Anyca(エニカ)の基本的な使い方
Anycaを使って車を借りる時の基本的な流れは下記の通りになります。
- アプリダウンロード
- 会員登録(免許証などの登録も必要)
- 好きな車を選んでオーナーさんに予約を依頼
- オーナーさんと直接やり取りして受け渡し方法と時間を決定
- レンタル当日に事前に決めた受け渡し方法で車を借りる
- オーナーさんと決めた方法で時間内に車を返却
注意点としては、アプリダウンロード後すぐに使えるわけではなく、免許証や電話番号の登録が必要になります。
また、車をレンタルできる日程はオーナーさんが決めているので、借りたい日より前以て余裕をもって登録~レンタル予約を行うことをおすすめします。
支払いはエニカを通じてのクレジット決済なので、直接現金でやり取りする必要が無くて安心&便利。
詳しい使い方は公式動画をどうぞ。
保険
保険については必須加入になっており、予約成立の時点で申し込んだ時間で保険がかけられます。
基本は予約する本人のみが保険対象になっているので、他の人も運転する場合は、その人もAnycaに登録して保険対象者として登録する必要があります。
保険料金は運転する人数分×日数分かかりますが、保険が効かないと事故したときシャレにならないことになるので、しっかり加入するようにしましょう。
Anyca(エニカ)を使うメリット
ここまでは概要を説明してきましたが、ここからはなんでエニカを使うべきなのかを説明していきます。
先に主なメリットを書いてしまうと
- 金額が安い
- 珍しい車も借りられる
- 24時間レンタル&返却可能な場合もある
というのが、普通のレンタカーと比較したAnycaのメリットになります。
以下でひとつずつ詳しく書いていきます。
金額が安い
レンタカーキャンパー視点での1番のメリットは、なんと言っても値段です。
同じ車種を借りる場合、普通のレンタカーとエニカで料金がどう違うか比べてみます。
ぼくがキャンプに行くときによく借りてるのが日産セレナなのですが、1泊2日の料金を調べてみました。
- ニッ○ンレンタカー :35,700円
- Anyca(エニカ) :11,100円
※どちらも税込、保険込(対人・対物無制限、免責有)、10の位切り上げ
年式などの違いはあるものの、このケースではエニカで借りる方が圧倒的に安いです。
同じ車種であれば金額は基本的にレンタカーより安いケースが殆どで、キャンピングカーでも1日1万円台で借りられる場合もあります。
車を安く借りて、その分食材やお酒にお金をかけられるのが嬉しいですね。
普通のレンタカーにはない車種も借りられる
大手のレンタカーサービスで借りられる車は、基本的にトヨタやNISSANなどメジャーな日本車が殆どだと思います。
エニカであれば車好きの個人が貸し出していることもあり、JeepやLAND ROVERも借りることができます。
値段は多少高くなるケースが多いですが、友達とのキャンプでインスタ映えするキャンプ写真を撮ることもできますね!
もちろんメジャーどころのHONDAステップワゴンや、NISSANエルグランドも借りることができるのでご安心を。
オーナーさんによっては、24時間レンタル&返却OK
エニカで借りた車は、基本的には対面で受け渡しを行います。
ただ、一部のオーナーさんは無人受け渡しを行なっています。
直接受け渡しの場合だとオーナーさんの予定や就寝時間によって受け渡しの時間が制限されますが、無人受け渡しの場合は24時間対応可能なケースが殆どです。
遠いキャンプ場に向けて夜中のうちに出発する場合や交通状況で返却時間が読めない時でも、問題なく受け渡しができて便利です。
Anyca(エニカ)のデメリット
ここまではメリットを書いてきましたが、反対にデメリットもお伝えしていきたいと思います。
希望の車種が近所にあるとは限らない
色々な車種が借りられるというメリットと一見相反していますが、間違いではありません。
借りられる車種は多いですが、その車が「近所に」あるとは限らないのです。
車を貸したいオーナーさんがいないと借りられる車の在庫がないので、品揃えは普通のレンタカー屋さんより不安定です。
場合によっては希望の車種を借りる為に電車を乗り継いで移動する必要もあるので、受け渡し可能場所はレンタル申請前にしっかりチェックするようにしましょう。
地域によっては車が少ない(or 全く無い)
上で書いた在庫車種と通じる話ですが、車を貸したいオーナーさんが少ない地域では、それだけ借りられる車も少なくなります。
東京都内であれば人が密集しているので、探すのはそんなに難しくないのですが、地方だと場所によっては借りられる車が無い場合もあります。
アプリを使えば場所指定や現在地付近で借りられる車を調べることができるので、検討中の場合はまず調べてみることをおすすめします。
受け渡しが難しい場所なことがある
受け渡しはオーナーさんとメッセージをやり取りして決めます。
駅まで車を持ってきてくれたり、駅近の駐車場で受け渡ししてくれたりするオーナーさんもいますが、
駅から徒歩10分以上の駐車場や、めちゃくちゃ道が狭い住宅街で受け渡しをするケースもあります。
駅から遠い場所での受け渡しが嫌な場合は、駅で受け渡し可能と書いてある車を選ぶようにしましょう。
他カーシェアリングサービスとの比較
「カーシェアリングサービス」と言えば、DeNA以外にもTIMESや三井のリパークがサービスを提供しています。
他サービスとエニカの違いを見ていきたいと思います。
車の保有者(オーナー)の違い
ここまで書いてきた通り、エニカは個人間で車の貸し借りができるサービスです。
一方、TIMESや三井のリパークなどのコインパーキングが提供するカーシェアサービスでは、企業が車を保有しているケースが殆どです。
街中にあるコインパーキングの一部に車を数台置いておき、会員が気軽にレンタルできるようにしているのが特徴です。
会員料金の有無
エニカは現状、年会費などは無料で使うことができますが、コインパーキングのカーシェアは基本的に会員料金が必要になります。
会員料金が必要なコインパーキング型は頻繁に使う人向きですが、エニカならたまにしかキャンプに行かない人でもお得に使うことができます。
レンタル料金の違い
利用する度にかかるレンタル料金については、料金体系が違うため、利用する時間や料金プランによって安い方が異なります。
ただし、基本的にコインパーキング型は15分〜数時間の短時間向き、エニカは半日〜数日間の中長期向きになります。
理由としては、コインパーキング型は15分など細かい単位の課金がありますが、エニカは24時間単位の料金になるためです。
予約の手軽さの違い
コインパーキングのカーシェアは手軽に使えるのがメリットです。
エニカは予約のたびにオーナーさんとのやり取りが発生するので、そのあたりはどうしても手間がかかってしまいます。
ただ、キャンプに行く場合は基本的に24時間以上の長時間にわたって車を借りることになるので、予約が多少手間だったとしても、断然エニカの方がお得になると思います。
さいごに
普通のレンタカーと違ってオーナーさんとやり取りしたり手間のかかる個人間カーシェアサービスですが、安くで借りられたたり、珍しい車があったり、メリットも大きいです。
頻繁にキャンプに行く人は安くで借りられる車を見つけて、交通費を節約しながらいっぱいキャンプに行きましょう。