ぼくが参加した中野区キャンプインストラクター養成講習会の様子や感想をお伝えしていくシリーズです。
全部で3日間あった養成講習会のうち、この記事では【1日目】のレポートをしていきたいと思います。
全体の流れや、そもそもキャンプインストラクター資格で何ができるか、などが知りたい方は先に以下の記事をご覧ください。
※関連記事:キャンプインストラクター資格取得までの道のり【養成講習申込み~資格取得までの流れ、発見、そして感想】
目次
キャンプインストラクター養成講習会 Day1 の概要
記念すべきキャンプインストラクター養成講習の1日目は日曜日の9:30~17:30まで、東京都中野区の桃園会館での講習でした。
中野区キャンプ・レクリエーション協会(略称:ReCAN)のキャンプインストラクター養成講習はいつも別の場所で実施するそうなのですが、その場所が改装工事中とのことで、今回は桃園会館という古くてボロい趣のある会場での開催です。
建物が古いので、中はめちゃくちゃ寒かったです。
灯油ストーブを大量投入して暖房を入れても全然寒いので、スタッフの方が買ってきてくださったカイロや温かい飲み物で寒さを凌ぎました(笑)
気を取り直して、当日のおおまかな流れは下記の通り。
1日目の流れ
- 開講式、オリエンテーション
- キャンプの特性・キャンプ指導の理論
- 自己紹介、レクリエーション
- グループワーク(次回アクティビティのテーマ決め~発表)
- ロープワーク、救急法などの実技
- キャンプの対象についての講義
- 解散(希望者は懇親会に参加)
午前中は挨拶と運営スタッフの方の紹介に始まり、ReCAN会長の福田先生の講義とレクリエーション。
昼食を挟んで午後は遊楽塾塾長の池田先生による実技を中心とした講習という流れでした。
午前中はキャンプ指導の理論、グループワークなど
開講式とオリエンテーションは、養成講習全体の案内・会長のお話・スタッフの方の紹介などの内容でした。
開講式が終わったら早速ReCAN会長の福田先生による講習です。
ReCAN会長の福田先生によるキャンプ理論の講義
キャンプの特性とキャンプ指導に関する講義では、
- 個人キャンプと組織キャンプの違い
- 組織キャンプで気を付けるべきこと
- レクリエーションの効果
- キャンプ指導者に求められること
- キャンプファイヤーマル秘テクニック
などの内容を教えてもらいました。
福田先生はキャンプやレクリエーションの経験も長く、しかも小学校で校長を務めている方なので、キャンプ指導者としての経験に基づいた講義を聞くことができました。
講義では講師の方が作ってくださったプリントの他に、「キャンプ指導者入門」という日本キャンプ協会が発行している教科書を使います。
この教科書は養成講習会の受講費用に含まれているので、初日に参加者全員に配られました。
レクリエーションをやってみる
教科書や冊子を使った講習の他にも、レクリエーションゲームを実際にやってみるアクティビティがありました。
「命令ゲーム」や「後だしジャンケン」など、最初は「これって子供や高齢者がするものじゃないの?」と思ったのですが、やってみると意外と楽しくてびっくり。
しかもレクリエーションを通して班のメンバーや他の参加者とも仲良くなれるので、もし参加するのであれば恥ずかしがらずに全力で楽しんだ方が良いと思います。
グループワークはカレーコンテストに向けた話し合い
2日目の講習会では実習で班ごとにカレーを作るとのことで、1日目のグループワークでは班ごとにカレーコンテストに向けた話し合いを行いました。
ざっくりと
- テーマ決め
- 必要な材料の洗い出し
- 買い出しなどの割り振り
を班ごとに決めて、テーマを発表したら1日目のグループワークは終了。
材料は予算2,500円の中で事前に買い出しをする必要があるので、買い出しの分担もこのタイミングで決めてしまいます。
ちなみにぼくの班のテーマですが、2日目の講習が2月ということで「バレンタインカレー」にしました(安易)。
午後はロープワークや救急法などの実技が中心
1時間の昼休憩を挟んで、午後はアウトドアの実技とキャンプの対象についての講義でした。
ちなみに昼は大体の参加者が班ごとに外に食べにいきます。中野は飲食店が多いので、逆に行くところに迷う可能性もあるかも?
ぼくたちの班は桃園会館の目の前にあるマルイの中に入っているレストランで食べました。
ロープワーク
ロープワークの講習では、1人1本ロープを借りて実際にキャンプでよく使用する結び方を習いました。
ボーイスカウトをやっていた人や、結び方を勉強したことがある人ならお馴染みの
- 本結び
- 引き解け結び
- テグス結び
- もやい結び
- 自在結び
などを実際にみんなでやって覚えていきます。
この結び方はこんなケースで使えますよ、という感じで教えてもらえるので、ちゃんと覚えれば実際にキャンプで紐を結ぶときにも使えます。
最近のキャンプ道具はハイテクなので結び方を知らなくても殆ど問題ないですが、いざという時に状況に適した結び方がささっとできるとめっちゃかっこいいですよ。
救急法
次に救急法の講義では、身近なものを使った怪我の応急処置の方法を教わりました。
スーパーのレジ袋を使って怪我をした腕を固定する方法や、ラップを使って怪我の応急処置をする方法など、覚えておけばいざという時に役立つ裏技を教えてもらいました。
文字だけ見てもわからないと思うので、このあたりはまた別の機会にご紹介できればと思います。
また実技に加えて、指導者として子供の手当てをする際の注意点も習いました。
例えば
- 他人に絆創膏を貼るのは治療行為にあたるため、あくまで「お手伝いをする」に留めておく必要がある
など、指導者として知っておくべき細かい言い回しまで教わることができました。
Day 1 まとめ
キャンプインストラクター養成講習の初日は、レクリエーションやグループワークを通じてグループメンバーとの親交を深めつつ、
- 組織キャンプ・キャンプ指導者の理論
- ロープワーク
- 救急法
などを学ぶことができ、充実した1日になりました。
2日目は1週間後の日曜日に、代々木オリンピックセンターの野外活動広場でキャンプ実習。
グループワークでテーマを決めたカレーをグループごとに作って食べ比べをするカレーコンテストもあるので楽しみです。
ということで、2日目に続く・・・。