キャンプ道具

格安エアマット買ってみたら想像以上に良かった件

膨らませたエアマット

テントで寝るときに必要なものと言えば真っ先に思い浮かぶのは寝袋ですが、体の下に敷くマットも寝袋と同じくらい、いやそれ以上に重要な必需品です。

マットは夏の暑い時期も地面のデコボコを和らげてくれるし、冬の寒い時期は地面からの冷気を布施でくれる役目も持っています。

 

そんなテントマットですが、銀色のロールマット(通称ロールマット)や、デコボコしたフォーム型、空気を入れて使うエアマットなど、いくつかの種類があるんです。

ぼくは最近までずっと銀マット+テントメーカーの純正品を中心に使っていたのですが、最近エアマットを追加で購入しました。

 

買ったばかりのエアマットとエアピロー

 

エアマットが欲しかった理由は大きく2つ。

  1. 登山の時に銀マットは大きいので邪魔になる
  2. 冬キャンプで夜寒いのが嫌なので2枚重ねで防寒対策をしたい

という感じです。

 

貧乏人なのでAmazonで無名メーカーの格安品を買ったのですが、思ったより全然良くて感動してしまいました。

ということでこの記事では、Amazonで買える格安エアマットのレビューと、実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。

 

今回買ったエアマット

袋に入ったエアマットとエアピロー

 

今回はAmazonでこちらのエアマットを購入してみました。

似たような商品が結構あり、友人は違うモデルを購入していたのですが、どちらも同じようにしっかり使うことができました。

 

 

中身は、

  • エアマット本体
  • エアピロー
  • 収納袋

がセットになって3,000円程度で購入することができました。安い。

 

袋から出して膨らませる前のエアマットとエアピロー

 

まあ中にはもちろんハズレもあると思うのですが、今回はぼくが買ったものをベースに話を進めていきたいと思います。

 

商品スペック

商品の基本スペックは下記の通り。

サイズ(使用時) 188cm × 56cm × 6cm
サイズ(収納時) 24cm × 10cm × 10cm
重量 508g
耐荷重 200kg

 

使用時のサイズは180cm以上なので、大きめの男性でも問題なく使えるサイズですね。

 

膨らませたエアマット

 

重量は500g以上あるので、意外とめちゃくちゃ軽いわけではありません。

ただ、耐荷重は200kgとのことなので、スペックだけみると簡単に破裂して空気が抜けるということではなさそうです。(ぼくはそんなに重くないので実証できてませんが・・)

 

広げてみたらこんな感じ

テントの外で広げてみるとこんな感じになりました。ちなみにこれは空気を入れて膨らませる前です。

膨らませる前のエアマットとエアピロー

 

空気を入れて膨らませるとこんな感じ。

膨らませたエアマットと畳んであるエアピロー

 

空気が入ると縦に伸びるので、横幅は膨らませる前より若干スリムになるイメージですね。

 

実際にエアマットを使ってみた感想

膨らませるのは意外と簡単

空気は口から直接入れて膨らませるのですが、膨らませる工程は思ってたより全然簡単でした。時間も5分もかからず十分パンパンに膨らませられます。

 

膨らませたエアマットのバルブ部分

 

ただし後述しますが、逆流防止弁の付いた二重バルブ構造になっていないものだと空気入れにかかる労力が増えてしまうので、そこは注意して選ぶようにしましょう。

 

デコボコな形は全然気にならない

マットは完全に平らではなく細かくデコボコしたような形になっていますが、これは寝る時には全く気になりませんでした。

 

テントの中に入れたエアマットとエアピロー

 

サーマレストなんかもデコボコしていますが、寝る時は気にならないですしね。

よく考えてみると家のベッドも細かいスプリングがたくさん入っているわけなので、マットの形状が平らじゃないのは当然と言えば当然ですね。

 

2枚重ねで使うと地面の寒さを協力シャットアウト!

もし既にエアマット以外のマットを持っている場合は、そのマットと併用することで地面からの寒さを強力に防ぐことができるようになります。

 

このマットを使ったのは12月の奥多摩だったのですが、元々持っていた銀マットと2枚重ねにしたところ、地面が冷たいのは全く感じずに寝ることができました。

 

冬キャンプだと寝る時の保温が不安要素になることが多いと思いますが、寝袋を数万円する高級なものに買い替えなくても、マットを追加することで寒さはかなり軽減可能ですよ。

 

エアマットと銀マット

 

エアマットを選ぶときに注意した方が良いこと

自分で膨らませるものと、自動で膨らむものがある

アウトドア用エアマットの中には、セルフインフレーターというものを使って自動で膨らむものがあります。

 

セルフインフレーター機能付きマットの場合は、自分で空気を入れなくても膨らませることができるというメリットがある反面、重くて値段も高くなる傾向があります。

1人用サイズでの重量目安は

  • 銀マット = 250g
  • エアマット(手動) = 500g
  • エアマット(自動) = 1,000g
  • エアベッド(本格的なやつ) = 3,000g

と言った感じだと思います。

 

今回紹介したエアマットはセルフインフレーターの入っていない手動タイプなので、自分に合ったタイプを選ぶようにしましょう。

 

意外と重いかも

エアマットの中身は空気なので軽いというイメージを持つ人も多いと思いますが、ぼくが購入したものでも約500gの重要があります。

 

似たようなサイズの銀マットであれば大体半分の250gくらいなので、それよりも重いところには注意が必要です。

個人的にはコンパクトになるメリットの方が大きいのでエアマットを推奨しますが、ULスタイルにこだわりたい人や、荷物をとにかく軽くしたいハイカーの人などは注意してください。

 

袋から出して膨らませる前のエアマットとエアピロー

 

二重バルブ(逆流防止弁)を使っているか

空気を入れるバルブ部分は膨らませる労力に大きく影響する大事な部分になります。

ちゃんとしたものであれば写真のような「二重バルブ」が採用されており、空気を入れる時は口を話しても空気が抜けてしまわないようになっています。

 

 

空気を入れる時は写真のように逆流防止弁で入れた空気が逆流しない状態にしておきます。

エアピローのバルブ部分

 

そうすればこんな感じで、空気を入れて蓋をしてなくても空気が殆ど漏れません。

膨らませたエアマットのバルブ部分

 

空気を抜きたい時は逆流防止弁を外せばOK。

エアピローの二重バルブ

 

この状態にして上から体重をかけてあげれば、簡単に空気を抜くことができます。

エアマットとエアピローのバルブ部分

 

 

空気を抜いて丸めれば、買った時と同じくらいコンパクトに収納できました。

畳んでコンパクトになったエアマットとエアピロー

 

 

この逆流防止弁が有るのと無いのでは空気入れにかかる時間や手間が変わってくるので、購入前にしっかりチェックするようにしましょう。

 

さいごに

格安エアマットを使えば嵩張るテントマットをコンパクトにもできるし、寒い冬キャンプの就寝をマット2枚重ねで快適にすることもできます。

たった3,000円程度で結構活躍してくれるので、マットの買い足しを考えている人は検討してみてくださいね。