ソロキャンプや登山にぴったりなOD缶の一体型シングルガスバーナーを使っている人は多いと思いますが、軽くて使いやすくて便利なシングルバーナーにも弱点があるんです。
それはずばり、安定感が弱く、倒れやすいこと。
ちょっと風が吹いたり、コツっと当たってしまっただけで、せっかくがんばって作った料理が倒れてこぼれたら残念過ぎますよね。
そんな心配を無くすために、ぼくはシングルバーナーを使うときは安定感を高めるためにカートリッジホルダー(別名:カートリッジスタビライザー)を使っています。
この記事ではこのカートリッジホルダーを使うメリットと、簡単な使い方の紹介を書いていこうと思います。
目次
ガスカートリッジホルダーの良さ
なんと言っても安定感が増す
言うまでもないですが、ガスカートリッジホルダーを使うと安定感が飛躍的に向上します。
そのままだとガス缶の底面部分しか設置面積が無いので重心が中央付近だけに寄ってしまいますが、ホルダーを使うことでより広範囲で鍋を支えることができるのです。
カートリッジホルダーは3点で支えるものが多いですが、3点というのは、力学的にも最も安定しやすいそうなので安定感が増すのも納得ですね。
どのくらい倒れにくくなるのか
どのくらい倒れにくいのかと言うと、ぼくは河川敷の岩場でキャンプすることが多いですが、こんな環境で調理をしても倒れたことが無いです。
ただし地面が柔らかい土だったり、岩場に隙間があったりするとホルダーの接地面が沈んでしまう可能性があります。着火する前にぎゅっと地面に押し付けてみて、安定を確認してから使うのがベストですね。
テーブルの上でも使った方が良いのか
じゃあ平らなテーブルの上でも使った方が良いのか?と言うと、個人的には使った方が良いと思います。
一体型シングルバーナーはゴトクが外に向かって伸びる形になっているものが多いと思いますが、これの端に力が加わるだけで安定した場所に置いていても簡単に倒れてしまいます。
家庭のガスコンロだと思ってガシガシ使うとすぐ倒れてしまうので、安定したテーブルの上であってもカートリッジホルダーを使うことをおすすめします。
コンパクトなので携帯しやすい
ガスカートリッジのメーカーにもよると思うのですが、ぼくが使っているプリムスのガスカートリッジはこのようにコンパクトに収納できるようになっています。
登山やソロキャンプに使うのであれば持っていける荷物の量が限られていることも多いと思うので、軽くてコンパクトなのは非常にありがたいですね。
ガス缶が地面から離れるので冷えにくい
ガスは温度が下がると気化しにくくなり、火力が落ちたり火が付かなくなるというデメリットがあります。
実際に真冬のキャンプでは冬季用のハイパワーガスを使っても火力が安定しないことがありますが、冷たい地面(もしくは雪)から離してあげることで、ガス缶の温度が下がるのを少しだけですが防いでくれます。
ガスカートリッジホルダーの使い方
開いてカチッとするだけ
ガスカートリッジホルダーは説明不要なくらい簡単に使うことができます。
このように折りたたんだ状態で収納できるので、
まずはこれを開きます。
脚の部分にガス缶をひっかける部分があるので、ここにガス缶の底面をカチっとはめ込みます。
準備は以上で完了。これで安定感が抜群にアップします。
まとめ
ガスカートリッジホルダーを使えば一瞬で簡単にODガスバーナーの安定感をアップさせることができます。OD缶と一体型のシングルバーナーは安定感が弱点なので、料理を倒して後悔する前にゲットすることをおすすめします。