群馬県のみなかみ町というところにホテルサンバードというホテルがあるのですが、そこにキャンプ場が併設されているのです。
実は以前、みなかみ町にある「オートキャンパーズエリアならまた」という別のキャンプ場に行った帰りに、日帰り温泉として寄ったことがあったのですが、先日こちらで1泊2日のキャンプをしてきました!
ということで、これから「ホテルサンバード 白樺キャンプ場」への訪問を検討している方向けに、実際に行ってみないとわからない水回りの情報、テントサイト、アクティビティ情報などを含めてこちらのキャンプ場をレポートしていきたいと思います。
ちなみにキャンプ場としての個人的な感想を先に書くと、
- ホテルの設備とプランが整っているので、未経験者でも安心
- 温泉すぐそこで入り放題なのは最高
- ガチの自然が好きな人には物足りないかも
という感じでした。それでは詳細は以下でどうぞ。
目次
ホテルサンバード 白樺キャンプ場のロケーション
キャンプ場の場所、アクセス、近くのスーパーをご紹介していきます。
場所・アクセス
「ホテルサンバード 白樺キャンプ場」は群馬県利根郡(とねぐん)のみなかみ町にあります。
東京都内から公共交通機関でのアクセスはそんなに良くなさそうなので、車かバイクで行くのがおすすめですが、 JR水上駅かJR上毛高原駅からは無料の送迎バスもあるそうです。
車でのアクセス
都内から行く場合は、まず練馬ICから関越道を通って水上ICまで行きます。そこからは国道291号線〜県道63号線を取って30分くらいの場所にあります。
群馬県だとちょっと遠そうなイメージがありますが、渋滞していなければ3時間程度で着きます。
電車でのアクセス
公共交通機関で行く場合は、普通の電車か新幹線のどちらでも行けるそうです。
在来線の場合はJR上野駅からJR高崎線で高崎駅まで約2時間、次は高崎駅から水上駅まで上越線で約1時間、そして路線バスで40分の「藤原スキー場バス停」に移動。バス停からはホテルの無料送迎バスで約30分。合計5時間程度の旅になります。
新幹線の場合は東京駅からJR上越新幹線で上毛高原駅まで1時間15分、次に路線バスで1時間ほどで「藤原スキー場バス停」に向かい、そこからは無料送迎バスで移動できるそうです。
無料送迎バスは親切ですが、乗り換えも大変そうなので、車で行くのが良さそうですね。
近くのスーパー(買い出しスポット)
一番近いスーパーでキャンプ場から車で30分程度の距離にあるので、買い出しは道中に済ませておきましょう。
品揃えがしっかりしている「サンモール 水上店」か「ベイシア 月夜野店」がおすすめです。
サンモール 水上店
住所: 〒379-1617 群馬県利根郡みなかみ町湯原1680−15
電話: 0278-72-6789
営業時間: 9:00分~22:00
ベイシア 月夜野店
住所: 群馬県利根郡みなかみ町下牧482
電話: 0278-62-0001
営業時間: 9:00~20:00
ホテルサンバード 白樺キャンプ場のテントサイト
サイトの種類
白樺キャンプ場はテントサイトがあまり広くなく、フリーサイトのみになっています。
車は近くの駐車場に止める形になります。
そのテントサイトですが、文字通りホテルの目の前にあります。この写真の手前がテントサイトで、奥がホテルです。
テントサイトとホテルの間はこんな感じ。
これがこのキャンプ場のメリットでもあり、デメリットにもなるわけです。
ホテルが近い分、便利だし、いざという時も安心。その一方で、どうしても「大自然の中でキャンプ」というわけにはいきませんね。
地面の質
地面は芝生で、ペグは特に問題なくしっかり刺さります。
テントサイト内には傾斜がある場所もあるので、できるだけ平らなところを選んでテントを張るのが良いです。
利用料金
料金は普通のキャンプ場と違って、1泊2食付きで1人いくら、という形です。
キャンプ体験だけしてホテルの部屋に泊まるプランもあるので、基本はホテルのような料金体系だと考えればOK。
時期によっても値段は変わりますが、参考価格は以下のイメージです。
- ディナー バーベキュー、朝食 バイキング:大人1名 8,640円~
- ディナー 飯盒炊飯、朝食 バイキング:大人1名 7,560円~
上記のプランの場合、食材・調理道具・薪・炭・テント・マット・寝袋・温泉入浴代が料金に含まれています。つまり、これだけでもほぼ手ぶらキャンプが可能。
テント設営をスタッフにお願いする場合や、チェアやライトを借りる場合は別途料金が必要になります。詳細は公式サイトをチェックしてください。
ちなみにチェックインは13:00~17:00、チェックアウトは10:00。チェックアウトの日はホテルの朝食ブッフェなので、そんなに早起きしなくても余裕をもって過ごせそうですね。
おすすめサイト
トイレに近いのはキャンプ場入り口に近い方ですが、奥の方が人通りもなく、静かに過ごせます。ここは好みで選べば良いと思います。
ホテルサンバード 白樺キャンプ場の夜ごはん
テントサイトの利用料金のところでも触れましたが、夜ごはんは飯盒炊飯プランと、バーベキュープランが選べるようです。
どちらのプランも共通で、ディナーを食べるバーベキューガーデンはこんな場所です。
内部はこんな感じ。テーブルが2列に並んでいて、両サイドにカマドとバーベキューコンロが設置されています。
飯盒炊飯の場合は、自分たちで火起こしをして、薪で調理します。
バーベキューの場合は、ホテルのスタッフさんが炭の着火まで準備してくれます。
バーベキューの具材は、オーソドックスな日本スタイルBBQって感じですね。
ディナータイムはお茶が飲み放題ですが、生ビールやハイボールはバーベキューガーデンで注文することが可能です。
ホテルサンバード 白樺キャンプ場の主要設備
管理棟(受付)
管理棟というか、受付はホテルのフロントです。
飲み物などの販売もあり、しかも部屋さえ空いていれば、最悪ホテルの客室に泊まることもできます。初めてのキャンプでも安心ですね。
キャンプ場とキャンプ用品レンタルの受付は、フロントに上がる階段の右下にあります。
売店・レンタル品
売店
そもそも1泊2食付きなのであまりものが必要になることもないと思うのですが、ホテルのスタッフさんにお願いすれば、最低限必要なものは手に入ると思います。
ただし、ガス缶は無かった気がするので、ランタンのガスを忘れた場合は電気ランタンをレンタルするのが良さそう。
飲み物はジュースもアルコールも、ホテル敷地内の自動販売機や、フロントで購入することができます。
レンタル品
上でもちょこちょこ書いた通りですが、チェア・ランタン・ライト・毛布などはレンタル可能です。キャンプ道具は何も持ってなくても、手ぶらでキャンプすることができます。
詳細は公式サイトをチェックするか、ホテルにお問い合わせください。
水場(炊事場)
基本的にはテントサイトで料理することがなく、料理はテントサイトから歩いて5分くらいのバーベキュー場ですることになります。
バーベキュー場の近くには大きな水場があるので、洗い物などはこちらで済ますことができます。
ちなみにテントサイトで使った焚火台などは、テントなどの貸し出しを行っている場所の横で洗うことができます。
お風呂・シャワー
お風呂はホテルにある大浴場に入り放題です。
すごく広いわけではないですが、テントサイトから歩いてすぐで、建物内にあるお風呂なので安心して入ることができますね。
トイレ
トイレもホテル内にあるトイレが利用できます。
ホテル内なので、当然ながら綺麗にメンテナンスされています。
ゴミ捨て場
ゴミはテント貸し出しを行っている場所で捨てることができます。
場所がわからなければ、ホテルのスタッフさんに聞けば優しく教えてくれるはず。
ホテルサンバード 白樺キャンプ場での遊び・体験
白樺キャンプ場(ホテルサンバード)では遊びや体験がかなり充実しており、子供と一緒はもちろん、大人も楽しめること間違いなしです。
アクティブ系の遊び
広大なゲレンデ×遊具の無料貸出し
冬はスキー場になる広大なゲレンデを目いっぱい使って、自由に遊ぶことができます。
また、ボールやグローブ、ソリなどの遊具も無料貸出ししているので、大人も子供もがっつり楽しめます。
テニスやグラウンドゴルフなど
こちらは有料になりますが、テニスやグラウンドゴルフもホテルの敷地内で楽しむことができます。
マスのつかみ取り体験(7月中旬~9月上旬)
夏限定ですが、決まった時間(たしか16時くらい)にマスのつかみ取り体験が実施されています。小川にマスが放たれるので、それを手づかみで捕まえます。
1匹500円と有料ですが、捕まえたマスは夕食の際に塩焼きにして頂くことができるのでおすすめです。
自然の夜を鑑賞するツアー
ホタル鑑賞ツアー(7月上旬~8月上旬)
こちらも夏限定ですが、ホテルのスタッフさんが運転するバスで近くの田んぼ道にホタルを見に行くことができます。
往復の移動も含めて30分程度でさくっと行くことができるので、夜の時間に余裕があればぜひ参加してみてください。
星空ツアー
ぼくは参加していないのですが、星空ツアーも通年で開催されているそうです。
夜も焚火以外のアクティビティがあるのは嬉しいですね。
周辺施設とアクティビティ
ホテルの施設内以外にも、周辺施設で様々なアクティビティを楽しむことができます。
アクティブ系ならラフティングやパラグライダー、観光系ならダムや渓谷の自然など、色々あるので詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。
ぼくは奈良俣ダムに行ったことがありますが、大きくて圧巻なので帰り路でもぜひ立ち寄ってみてください。
さいごに
ホテルサンバード 白樺キャンプ場はホテル併設の強みを活かした、便利でアクティビティが豊富なキャンプ場でした。
はっきり言うと本格的な自然を求める上級者には物足りないですが、「今回は料理とかに時間をかけずに楽したい」とか「初めてのキャンプだから色々不安・・」という人にはぴったりなキャンプ場です。
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