これからキャンプを始めたい!となった時にまず問題になるのが、キャンプ道具を揃えるための費用ですよね。
テントだけでも数万円するのに、それにタープやクーラーボックス、バーナーなどを揃えていくと、10~20万円はあっという間に飛んで行ってしまいます。高い!
関連記事:キャンプデビュー、必要なアイテムをコールマンで揃えると総額●●円!
ぼくは社会人1年目、東京に出てきたばかりでお金も道具もない時期に友達とキャンプに行ったのですが、不便さも含めてキャンプが楽しかったことを覚えています。
ということで、この記事ではいきなりキャンプ道具をすべて揃える余裕がない人のために、できるだけお金をかけずに高価なキャンプ道具を代用する方法をご紹介していきます。
クーラーボックススタンドの代用アイデアは別記事で紹介してますので、気になる方はこちらもどうぞ。
※関連記事:クーラーボックススタンドの代用に使える5つのアイテム
目次
スーパーで無料でもらえるものをフル活用
まず最初にご紹介するのは、買い出しの際に立ち寄るスーパーにて無料で調達できるアイテムたちです。
クーラーボックスは発泡スチロールで代用
クーラーボックスって重いし、数千円~3万円くらいと結構高いんですよね。
大体のスーパーは納品された商品が入っていた発泡スチロールがあると思うので、それをクーラーボックスとして使いましょう。店員さんにお願いすればもらえることが多いですが、夏のバーベキューが盛んな時期だと、無くなっていることもあるので注意が必要です。
きちんとしたクーラーボックスと比較すると保冷能力は低いですが、保冷剤や氷と一緒に入れておけば食材や飲み物の保存に一役買ってくれます。
机は段ボールで代用
これも発泡スチロールと同じく、ほとんどのスーパーでは余った段ボールを無料で頂くことができます。ダンボールは不安定なのであまり重いものは置けないですが、完成した料理やドリンクの入ったコップなどを置くのに使いましょう。
スーパーでもらえるダンボールは解体されて畳まれた状態のものが多いと思うので、組み立て直すためのガムテープを持って行くのを忘れないようにしましょう。
家にあるものをキャンプに持って行く
次に重要になるのは、家にあるものでできるだけ済ませてしまうことです。
既に家庭にあるものを使えば、キャンプ道具の収納場所を考える必要もないので、一石二鳥な方法ですね。
鍋などの調理器具は家から持って行く
これはもしかしたらベテランキャンパーでもやってる人がいるかもしれませんが、鍋やザル、お玉などの調理器具は家庭用のものを持って行って全く問題ありません。特にティファールのようなスタッキングできるタイプだと尚良しですが、普通の鍋やフライパンでも大丈夫です。
ただし、もしバーナーではなく焚き火で調理する場合は、鍋に黒い煤(スス)がつくので注意が必要です。
もし家の調理器具を持って行けない場合は、数百円でレンタルできるキャンプ場も多いので事前に問い合わせてみることをおすすめします。アウトドアブランドの鍋や調理器具は結構高いので、初めのうちはレンタルでも全然問題ないと思います。
ガスコンロは家庭用のカセットコンロを使う
アウトドア用のガスバーナーを持っている人は多くないと思いますが、鍋の時に使うカセットコンロがない家庭は少ないはず。
家庭用のコンロであっても屋外で使うことはできるので、調理用のガスバーナーはカセットコンロで代用してしまいましょう。
ただし、外の気温が低い時と、風が強い時は火が安定しないので、寒くない日を選んでキャンプに持って行くようにしましょう。風対策にはコンロの周りに石を積んで風防を作るのがおすすめです。
寝袋は使わず、毛布にくるまって寝る
寝袋(シュラフ)も購入する場合は安いものでも1つ3,000円くらいの出費になるので、家にあるもので代用してしまいましょう。ぼくがやっていたのは、家にある毛布をそのままキャンプ場に持って行くという方法です。
布団圧縮袋なんて高価なものは当然持っていなかった(というか今も持ってない)ので、適当な手提げ袋に詰め込んで持って行ってました(笑)
注意点としては、テントの中に砂や虫が入ってしまうと、家で使う毛布が汚れてしまう可能性があることです。寝袋や毛布は大体200円~500円くらいでレンタル可能なキャンプ場が多いので、お金に余裕があれば寝袋をレンタルしてしまうのがおすすめです。
ランタン代わりに懐中電灯を使う
テントサイトを明るく照らすガスランタンはかっこいいですが、ランタン本体や燃料代を考えると結構なお値段になってしまいます。そんな時は割り切って懐中電灯(&スマホのライト)で乗り切りましょう。
スマホのライトの上に液体の入った瓶やペットボトルを置けば、良い感じのテーブルライトもできちゃいます。
とは言っても本物のランタンと比べると明るさは足りないので、食事の準備などはできるだけ日が出ているうちに済ませてしまうようにしましょう。
キャンプ場で現地調達
次にキャンプ場で現地調達できるもので、キャンプ道具を代用するアイデアをご紹介していきます。
チェアは岩や木を拾ってきて代用する
アウトドア用のチェアも人数分揃えるとなると結構な金額になります。そこで、キャンプ場に落ちている岩や、大きめの木を拾ってきて椅子にしてしまおうという作戦です。
大きい丸太は意外と探すのが大変なので、できれば河原のサイトで大きな岩を拾ってくるのがおすすめです。
河原がないキャンプ場の場合は、チェアが見つからなかった時のことを考えて、念のためにレジャーシートなんかを持っておくと安心ですね。
薪は拾って集める(注意点有り)
キャンプ場で薪を買うと大体一束500円程度ですが、自然界に落ちている枝を燃やせば無料で焚き火ができてしまいます。
焚き付け(着火剤)として使える杉の葉や松ぼっくりが落ちているキャンプ場も多いので、薪と一緒に拾って来れば着火剤も不要で簡単に火起こしすることができます。
ただし、キャンプ場によっては勝手に薪を拾うのがNGだったり、そもそも薪が落ちてないという場合もあるので、拾った薪での焚き火がOKかはキャンプ場の管理人さんに確認するようにしましょう。
100円均一などの安いアイテムでしのぐ
無料では中々入手できないものの、100円~数百円で手に入れられる格安アイテムで高価なキャンプ用品を代用する方法もあります。
食器は100均の使い捨て紙皿を使う
アウトドア専用の食器を買うと数千円の出費になるし、家の食器は割れるのが怖くてキャンプには持って行きづらいですよね。
そんな時に役に立つのが100円均一の紙皿です。ダイソーに行けば100円ながらオシャレなデザインの紙皿が売られているので、安くてもしっかりキャンプ気分を味わうことができます。
コップや箸などがない場合も、まとめて100円均一で揃えてしまいましょう。
レジャーシートを張ってタープ代わりにする
タープも購入すると5,000円~数万円する高価なアイテムです。そこで使うのが、紐を通す「ハトメ」が付いたレジャーシート(ブルーシート)。
うまく張るには条件に合う場所とコツが必要ですが、周りに生えている木や、落ちている枝をうまく使えば簡易タープとして使うことができます。しかも安いものは100円~500円程度で売っているので、アウトドア用のタープと比べると圧倒的な安さ!
ただし、防水性や強度は高価なタープと比べると劣ってしまうので、本格的な雨や強風には耐えられない前提で使用するようにしましょう。
「タープは目立つので、ブルーシートじゃなくてオシャレなのが良い!」という人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:「迷彩シート」を全キャンパーにお勧めする3つ理由と、購入時の注意点
さいごに
ちょっとバカっぽいアイデアもありましたが、これらは全て実際にぼくがキャンプ始めたての時に実践していた方法です。最低限テントは必要になりますが、特に河原の直火OKなキャンプ場であれば焚き火台も不要なので、ここに書いた方法で大体のことは賄えてしまうと思います。
ひとつ注意点を挙げるとすれば、冬などの寒い時期は避けておいた方が無難です。特に冬にシュラフの代わりに毛布で寝るなんてのは自殺行為なので、冬キャンプは防寒用の装備を整えてからにしておきましょう。
お金がなくても、オシャレじゃなくても、野外のちょっとした不便さも楽しめるのがキャンプの良いところなので、道具を揃えることにこだわらず、まずは気軽にキャンプを初めてみましょう!
キャンプ道具を一式揃えるのにかかる金額が気になる方は、こちらの記事もどうぞ。
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